女性の性欲のピーク年齢は35~40歳くらいだといわれています。これは性欲をもたらすテストステロンという男性ホルモンの分泌量がこの年齢層で頂点に達するからです。先ほど挙げたセックスレス夫婦の女性が性欲をもてあまして…という話はあながち作り話とはいえないわけです。

まずは「体のメカニズム」から解き明かしていこう。医学的には、女性の性欲のピークは、35歳を過ぎて40歳を迎える頃であると考えられている。婦人科医で成城松村クリニック院長の松村圭子氏が説明する。

「女性は35歳を過ぎると、エストロゲンという女性ホルモンが減ってきます。すると相対的に男性ホルモンであるテストステロンの働きが強まり、一時的にガツガツとした性欲が出てくると考えられています」

この性欲のピークは数年~10年程度とみられる。というのもエストロゲンの分泌が減るにつれ、女性器(膣)がどんどん濡れにくくなり、若い頃に比べると性交がスムーズにいかなくなる。それと平行して性欲も低下していくと考えられるのだ。

50歳前後で大半の女性に閉経が訪れ、エストロゲンの分泌はほとんどストップしてしまう。閉経前後には、微熱、不眠や倦怠感、性交痛などの更年期障害に悩まされる女性も少なくない。生物学的には、これが「生殖活動は終わり」というシグナルになる。

しかし、それでは終わらないのが人間という生き物である。再び、松村氏がいう。

「閉経以降は膣が萎縮していき、女性によっては指一本入らなくなってしまうケースもあります。しかし、性的なパートナーがそばにいるかどうか、つまりセックスを恒常的にしているかどうかによって、膣の萎縮や性欲の減退には相当の個人差があります。60代・70代になってもセックスは可能。年齢とともに性欲が減退していくことは間違いありませんが、人間の場合は生きている限り性欲がなくなるわけではないのです」

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